2008年10月6日(月) G-305 さやたて宮
このG305さやたて宮は正面が2枚観音開戸になっていて、この建具の内側にお供えが出来るスペースを取ってあるのが特徴です。(写真1)お供え段の下には引き出し式になった棚板が標準仕様で付いていますので、祭事のときなどに便利にお使いいただけると思います。(写真2)
またこのG305型は大きさの割りに価格が抑えられお求めいただきやすい価格設定になっていますので人気の有るお社です。(写真3)
今回は三重県津市の事業所様の屋外社殿として他に朱塗り鳥居3基と合わせて納入設置させていただきました。(写真4)
鳥居は入り口から3基並べて建てますので、高さが揃っているか、3本が真直ぐに立っているかなどを確認しながら建てます。土中には風などで倒れないように根絡み(ねがらみ)を十字に入れてたてます。3本が揃わなければいけないので神経を使う難しい仕事です。(写真5)鳥居の柱には、地面の高さを中心として振り分けて付けられた銅板根巻きが施されています。これによって屋外に設置する木製鳥居で一番に痛みやすい柱根元部分を養生しています。土中に埋まる柱部分と根絡み材には防腐剤・防虫剤を塗布しています。(写真6)
鳥居の設置が完了したら正面の第一鳥居に神額を取り付けます。今回の神額には『正一位 金春大明神』と朱文字で書かれています。(写真7)
今回の現場はお社までの参道がL字型に設置され、入り口には御手洗としての水盤も用意されています。(写真8)お社を据える宮台は自然石で積み上げられ、お社土台が座る部分には御影石の平板を伏せています。この平板とお社土台との間にはゴム製の水きり板が付けられています。(写真9)
今回は広い敷地に清清しく設置させていただくことが出来ました。ありがとうございます。(写真10)
末永く商売繁盛、安全操業をお見守りいただけることと存じます。こうして立派に神様をお祀りされる心が商売繁盛、安全操業に結びつくのだと思わせていただきます。