2008年9月1日(月) 注連縄製作
さて、宮忠ではそろそろ注連縄(しめなわ)の製作準備に入っています。早い時期に青刈りした藁の乾燥は出来ていますが(写真4)注連縄の芯に使う秋藁をこれから乾燥させていきます。青刈りとは米をとる前に刈ってしまうのでこのように言われていますが字の通り青い藁を作るためにわざわざ青刈り用の田植えをして作られています。
宮忠の注連縄の青々とした清々しさはここから生まれます。品種にもこだわり、なるべく丈が長く成長する品種で育てます。(写真5・6)また、秋藁とは、お米をとった後の藁のことです。青藁とは違い茶色っぽい藁になりますが、これはこれで無くてはならないものです。注連縄の芯材として見えない部分に入れて注連縄の腰を強くします。また雨に濡れる屋外などに張る注連縄はこの秋藁で作ると長持ちします。(写真7)
今年の注連縄製作については、藁製のオーダーメイドの別注注連縄や大型注連縄は、先にもご案内させていただきましたように9月20日で年内お届け分のご注文を締め切らせていただきます。近頃は注連縄を作る人が高齢となり年毎に人数が減っています。これはどの地方でも同じようでその為、注連縄の需要はどんどん増えていきます。昨年は9月末とお願いをしてご注文の受付をさせていただいていましたが結局9月20日に締め切りをさせていただきました。
玄関や神棚に取り付ける家庭用の注連縄はなんとか年内一杯は持たせたいと思っていますが毎年早く売り切れてしまう品もありご迷惑をおかけして申し訳ございません。(写真8)家庭用の注連縄につきましても年内にお届けさせていただく場合はお早めにご注文くださいますようお願い申し上げます。