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工場長の製作日記 13ページ目

2007年7月24日(火) 製品倉庫

製品倉庫1

製品倉庫2

製品倉庫3

製品倉庫4

いつもご贔屓いただき誠にありがとうございます。
先日7月21日には、伊勢神宮の御遷宮にともなうお木曳(おきひき)行事の川曳が始まり、皇太子様もご参加になられました。
私も伊勢の観光協会御遷宮部会の一員として朝から「赤福本店」と「おかげ横丁」前の四辻にてお木曳のご案内パンフレットを配布させていただきました。
当日はあいにくの雨でしたが沢山の見学の方が来られて盛況でしたよ。

今回は宮忠の製品倉庫について書かせていただきます。
いよいよ各地で梅雨も明け、まぶしい夏の日差しの中、宮忠本社工場でも暑さとの戦いが始まっています。
工場の中の気温は40度近くになり職人一同、大変な季節を迎えました。
この木工場棟の隣にある100坪の製品倉庫には出荷を待つ神棚や神祭具が納められています。
この製品倉庫には空調設備が完備され、気温が上がってくると自動的にスイッチが入りいつも25度以下に保たれるようにセットされています。

宮忠で製作している神棚や神祭具は桧製の品が多く、天然木を使用しているが上に気温・湿度が上がると、桧類特有のヤニが出やすくなりますが、これをおさえる為にこのような大掛かりな設備投資をしています。
この製品倉庫は、お客様により良い製品をお届けさせて頂くために思い切って設備した念願の倉庫です。

材料の桧材についても現在では非常に高価で貴重な材となった木曽桧を最も多く使用するために、第一、第二、第三の3棟で合計300坪の材木倉庫に、いつでもどんな仕事にでも対応できるようにと乾燥した材を保管しています。
乾燥年数も2年から厚物で大きな材は20年近くも自然乾燥させた材が出番を待っています。
彫刻材などにはなるべく長く寝かせた材を使うようにしています。

第一、第三材木倉庫には移動式ラック(長さ5m 巾1m 高さ1m 6段積み)を12台、第二材木倉庫には天井走行式クレーンを設置し適材を適所に使えるよう万全の設備がされています。
私が宮忠に入社した頃には移動式ラックも走行クレーンもフォークリフトも無く、材木は常に手積み手降ろしでした。
奥の下のほうに適当な良材が有ることが分かっていても、すぐに出すことが出来なかったことを考えると今は夢のような話です。

このように長年管理して良材を用いて作られた製品ですから、夏の暑い日にはクーラーの効いた涼しい製品倉庫に大事にしまわれているのです。
宮忠の職人たちは暑い中で汗を掻き掻き一生懸命に励んでいますのにね(笑)
精魂込めて作り上げた神棚や神祭具を製品倉庫に搬入するときは気持ちの上でもまた肉体的にもほっと一息つけるときです。
皆様にも暑い夏を元気に乗り切っていただけますようどうぞご自愛下さいませ。

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