三方(三宝)は、折敷(おしき)と呼ばれるお盆の下に胴(台)がついた形をしており、その胴に三方向の穴があいていることから三方・三宝(さんぼう/さんぽう)と呼ばれています。
胴の穴は、宝珠の形を用いています。
三方(三宝)は、神饌物をのせる為にお使いいただける台です。
おまつりの日には、三方(三宝)を使用しお供え物をしていただき、日々の感謝を神様にお礼申し上げましょう。
現在では、季節の節句に合わせて三方(三宝)をお使いいただいています。
- ・お正月の鏡餅台として
- ・桃の節供には菱餅や白酒を
- ・菖蒲の節句には柏餅・関西ではちまきなど
- ・七夕の節句には素麺
- ・十五夜のお月見のときにはお月見団子
木曽桧製の三方(三宝)などは、昔ならではの手法で
折敷(土器などを載せるお盆の部分)や胴のつなぎ目部分に桜の皮を使用しています。
木曽桧製、吉野桧製ともに折敷の継ぎ目と胴に刳り型
(くりかた)穴のある部分を手前に向け、折敷の継ぎ目と胴部分に刳り型穴のない部分を神棚へ向けるようにお供えしていただくと良いと存じます。
宮忠で扱っている三方(三宝)の材種は、木曽桧、吉野桧の2種類あります。
長野県木曽の国有林(官材)から切り出された天然木で樹齢200〜400年の木曽桧の赤身を使用しています。
目の細い柾目を主に用いて、仕事も高級な木曽桧を用いるのですから隅々まで確りと行き届いた仕事が出来ています。
宮忠ではこの木曽桧製の三方(三宝)を、お値打ちに提供させていただいております。
各地にて育った地の檜や植林された檜の事を地桧(じび)といいます。写真でも見られるように木曽桧製が目の細い柾目の良材を用いているのに対して板目材の赤身と白身の混じった源平材を使用しています。屋外で行なわれる祭事等の一時的な使用や費用を抑えたい場合などに用いられることが多い三方(三宝)です。こちらの吉野桧製の三方は、極力お値打ちにお求めいただけるよう製作しております。
仕上がりや細工の出来栄えを重視されるお客様には、木曽桧製をおすすめいたします。
下記のボタンから、三方(三宝)の仕上げや細工の違いを、ご確認くださいませ。
個人の祈願記念として祓いや地鎮祭などの神事や神前式など、神社に依頼され神職によって行われる儀式では、よく神饌を載せるための台として使用されています。
ご自宅の神棚へお供えされる土器などを神棚板に直接並べる方もいらっしゃいますが、神様へのお供え物を載せていただく台としてご使用ください。
何より、神棚板の汚れ防止にも最適です。
お供え物の上げ下ろしがしやすく、また神棚板を交換いただくよりも三方(三宝)を交換いただく方がお手軽に、かついつでもキレイな三方(三宝)でお供え物をお祀りいただけます。
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