工場長の製作日記 1ページ目
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2006年6月5日(月) オランジェ五十鈴の森 賀寿殿
写真の“オランジェ五十鈴の森”「賀寿殿」です。
最近はチャペル式結婚式の人気に押されぎみだった神前結婚式。
でも、やはり日本人、そしてここは神宮が鎮座まします伊勢の地。
地元の桧材をふんだんに用いて作られたこの「賀寿殿」、お仕事させて頂くのにも自然と力が入りました。
式に招待される来賓の方々や友人の方々も披露宴からの参加でなく結婚式から参列できるように工夫された式場は二方が窓も無く開放され、庭の木々の間から流れこむ風がなんとも清々しい素敵な神前結婚式場です。
日本古来の神前結婚式が見直される気運が高まってきたことは誠に嬉しいことですね。
次の写真に写っている「賀寿殿」の額。
これはこの賀寿殿が立つ前にこの山に自生していた青タモの大木から挽き出された板で作らせていただきました。
文字は宮忠の表札を書いて下さっている、奏風先生の書によるものです。
長い年月この地で生い茂っていた大木が形を変えてこの先いつまでもここに生き続けます。
この結婚式場から巣立つお二人も、いただいたご縁を大切に、いつまでも幸せにあり続けていただきたいですね。